2010-05-21 第174回国会 参議院 本会議 第23号
これは、ラッセル・アインシュタイン宣言の有名な一節です。核爆発による瞬時の全面的な死を指摘したものですが、今時、これに加えて気候変動による緩慢な死の脅威を認識すべきであります。さらに、宣言は、私たちは新たな思考法を学ばなければならないと文明の転換をも示唆しております。
これは、ラッセル・アインシュタイン宣言の有名な一節です。核爆発による瞬時の全面的な死を指摘したものですが、今時、これに加えて気候変動による緩慢な死の脅威を認識すべきであります。さらに、宣言は、私たちは新たな思考法を学ばなければならないと文明の転換をも示唆しております。
ラッセル・アインシュタイン宣言、私も読ませていただきましたが、こういう文言もございます。すべての人がひとしく危機にさらされており、もしこの危機が理解されれば皆さんが一緒になってそれを避ける望みがある。
ことしは、パグウォッシュ会議、ラッセル・アインシュタイン宣言から五十一年、また、核兵器を絶対悪と位置づけた歴史的な原水爆禁止宣言を世に問うてからちょうど五十年の節目を迎えます。日本は、唯一の被爆国として、私は、核兵器廃絶という基本的な、ある意味で目指すべきところを決して忘れてはならない、このように思います。
一九五五年にラッセル・アインシュタイン宣言が出されましたし、五七年には、ノーベル賞受賞の科学者を中心にしてパグウォッシュ会議が組織されたとおりです。それらの中身は、科学研究や技術開発は平和目的に限るべきという強い意思のあらわれだったと思うんです。
実はここから、戦後、科学者の社会的責任という問題が大きく問われるようになり、一九五五年にラッセル・アインシュタイン宣言が出され、五七年にはノーベル賞受賞の科学者を中心にしてパグウォッシュ会議が組織されていきました。科学研究や技術開発というのは平和目的に限るという強い意思が示されてきたわけです。
そして、その意味での怖さを一番最初に警告を発したのは、今から三十年前になりますけれども、一九五五年、ラッセル・アインシュタイン宣言ではなかったかと思います。
ところが一九五五年、ロンドンにおきましてラッセル・アインシュタイン宣言というのがあるのです。これは恐らく私が質問通告を申し上げましたので、お読みになったろうと思うんですけれども、ここには、思想的な対立の排除なくしては紛争というものは絶えないと、こうあるんですね。
最近におきましては、昨年十一月に「ラッセル・アインシュタイン宣言の現代的意義を探る」ためのシンポジウムを開催いたしております。また、本年五月の総会では「核戦争の危機と核兵器廃絶に関する声明」、これは第二回国連軍縮特別総会に際しましていたした声明を採択し、関係方面に配付いたしておるわけでございます。